NDVIと照度の比較[NDVIカメラ]

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先の記事でさくらんぼの苗の日中におけるNDVIの変化を追ってみました。結果は日没で数値が劇的に低下する以外は日照に関連した変動が見られませんでした。そこで、植生指数そのものの大きな変動は無いと思われるキャリブレーション用のパネルと並べて撮影を実施してみました。
対象はさくらんぼの葉が風で大きく揺れるので、じゃがいもに変更しています。以下、フォールスカラー画像の変化です。
使用カメラ:Gopro Hero4 Silver + IRPRO NDVI7 レンズ

左側に写っているのがMAPIR社が販売しているキャリブレーションボードです。材質はフェルトのような布製で、角度による見え方の変化は軽微だと思います。これをNDVIに変換したものが下の動画になります。

 

 

各サンプル間の数値差はほとんど変化が無いのでパネルの適正値を把握することで同メーカー製のカメラでなくともキャリブレーションは可能と考えられます。
NDVI値の時系列変化は、一度緩やかな低下から再上昇、低下という流れが確認できます。最初の低下はフォールスカラーの状態から見て、被雲によるものと分ります。再上昇は雲が一時晴れたことによるものと思われますが、日没と重なりまた低下しています。

この撮影と並行して日照センサーにて照度と紫外線量を計測しました。使用した機器はT&D社製TR-74Ui Illuminance UV Recorderを使用しています。以下、上記撮影時のNDVIサンプルの一つと照度、紫外線をそれぞれグラフで比較した結果です。

グラフの傾向から、雲がかかるまでNDVIはほぼ横ばいであるのに対して、照度及び紫外線は時間の経過と共に低下し、被雲で大きく低下した後も継続して低下しています。NDVIが一時的に上昇した際にも照度は低下を続けていたことからNDVIカメラ画像で得られるNDVIと日照量との間には強い相関が無いことが考えられます。テストパターンを変えての検証は必要ですが、被雲や日没等の日照を遮る事象を除けば、撮影時の日照条件(太陽高度や撮影時刻)はゆるく考えても良いのかもしれません。

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