水稲圃場観測2017[NDVI7]

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2017年にNDVI7レンズで撮影した水稲圃場のオルソ画像を見ていきます。撮影は6月~9月の間に約2週間で6回実施しました。撮影自体はNDVI7以外にもRGBとParrot Sequoiaセンサでも実施していますが、今回はNDVI7の結果をまとめようと思います。以下、フォールスカラー画像の一覧です。バンドの配色はNIR / Green / Blueとなっており、オレンジ色の箇所が植生を指し、この色が濃淡が植生の活性度を示しています。

上の画像から分かる通り、植付け後から生育が進み、8月末の出穂を期に稲の色が落ちていっています。見た目だけの判断では不安なのでNDVIに変換して圃場範囲内の平均NDVIをグラフ化してみます。

 

生育期間中のNDVI値グラフ(NDVI7レンズ)

NDVIの数値変化から見ても出穂後からNDVI値は微上昇はしているものの停滞傾向になっています。稲穂が出ることで活性度の上昇は収まった見れますが、個人的には水稲を目視で見た場合の推移を鑑みると低下傾向になるのが妥当と思えます。9月15日の観測が曇りの条件下で実施したことによる環境条件の影響とも考えられますが、この傾向はもうちょっと検証が必要そうです。

 

 

次に7月中の画像を見てみると、北側の圃場が不均一な数値分布を示しています。絶対値の差がそこまで大きくないと見受けられることから、各画像をヒストグラム平坦化表示にしてみます。8月前半の画像では確認しにくいですが、北側圃場で生育が遅れている範囲が一定して存在することが分かります。実際にこの遅れが収穫される米の質や量にどう影響するかは数値化できていませんが、圃場内での生育の不均一状態はあまり良くは無いと思うので施肥を重視する等の対応が必要かもしれません。

 

 


大よそ順当そうな結果が得られたと思います。引き続きこの圃場での試験撮影は続けるつもりです。環境条件の影響を考慮したいですが、単純な実施日の調整だけでは自然が相手のことなので難しいかと考えています。有効性は要検証ですが、今度はカメラの撮影設定や専用パネル等を用いたキャリブレーションの検証をしてみます。

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