Goproカメラで専用のレンズを使用した接写撮影のサンプルを複数取得したので、一覧としてみます。
今回は先の記事と同じなすの苗です。サンプルとしているのは2種類で、順調に生育しているものと、生育の進みが遅れているものです。以下がそれぞれの斜め写真です。防草シートを設置している方が順調なもので「なす1」とします、設置していない方が遅れがあるもので「なす2」としますす。同時に植えた苗ですが、苗の高さに明確に差が出ています。差が出ている理由は植えた位置の日照時間の違い、防草シートによる土壌の保水性の差等が考えられますが、実験的には良いサンプルかと思いそのままにしています。
それでは、それぞれの苗から葉の部分を撮影してサンプルを見ていきます。
〇なす1 フォールスカラー
〇なす2 フォールスカラー
なす2はなす1に比べて葉の数が限られているため、サンプル数も限られています。
2つのサンプル群を比べて、先のものは全体的に葉の赤身が強く出ていることがわかります。次に、NDVI化したものを一覧にします。
〇なす1 NDVI
〇なす2 NDVI
NDVIのカラーマップは以下のものを参考にしてください。上画像はこのカラーマップに従いストレッチされたものです。
一覧を俯瞰してわかる通り、なす1の方が平均的に高いNDVI値があることが分かります。なす2はなす1に見られる濃緑部分が見られず、2つの間での活性度は明確に分類可能と思えます。また、両方に見られる値が低い葉については、摘んでしまうしまうのがいいかもしれません。
次に、なす1の葉に見られる濃緑部分について、処理前の画像を見てみると、葉が巻き気味になっている等で少し影になっている部分が高い値を出しています。葉全体の平均を変える程ではないかもしれませんが、NDVIカメラでの撮影において影部分の数値は注意が必要かもしれません。
今回は生育状況が異なるなすの苗の接写写真を見比べてみました。次は他の苗の葉も撮影し、特徴等を見てみたいと思います。
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