空撮した圃場の数値を追ってみましたが、日照や被雲等の環境条件による影響が少なからずありそうでした。そこで、日中の植物を一定間隔で撮影してみて変動を見てみました。以下、NDVI7レンズのカメラで1分間隔でさくらんぼの苗木を撮影してみたものです。実施時間は9:00~16:00位です。
夕方の日照が無い状態と昼間の日照がある状態では見た目に差があるのが分かります。日照の強さによる差については目視では判然としないので画像をNDVIにして、葉の一部のNDVI値をグラフ化してみます。
夕方の日が沈んで影に入ると数値は大きく低下していきますが、日照量によってNDVI値は大きく変化していないように見えます。また、4つのサンプル箇所の平均NDVIをプロットしていますが、それぞれの差が気になるところです。葉の位置や角度によって太陽光の入射角度や影の発生傾向が変わってくることが原因だと思います。しかし、同じ苗で数値差がここまであるとなると参考にすべきサンプリング箇所と数値も検討が必要そうです。
今回の傾向からは時系列で観測を実施する上で、日照量による影響は大きくないと推定できます。しかし、日蔭となることで数値が大きく変化することから、曇などで日照が無くなることは避ける必要がありそうなので天候については注意が必要そうです。次は専用機器で日照量も同時観測すると同時に、キャリブレーションボードとセットで撮影を実施した結果をみてみたいと思います。
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