ちょくちょくとNDVIカメラの撮影写真を見てきましたが、NDVI7カメラ自体は既に1年以上前から入手していたので、飛行練習がてら2年程水稲圃場の撮影を行っていました。今年も田植えの時期になってきたので、ドローンでの空撮準備を進めています。
準備といっても大がかりなことは特にせず、機体の点検と飛行許可申請の手続きを行うだけです。使用する機体は「Team Black Sheep」の「Discovery Pro」です。
ランディングスキッドが設けられていない平らな形状のモデルです。カメラジンバルが機体前方に設置されることでスキッドを設けてジンバルからカメラをぶら下げる必要がありません。Goproカメラの隣にFPVカメラが設置されていて、FPVをする場合にはそれぞれの視点をスイッチすることができます。しかし、日本国内でFPVをしようとした場合、5.8Ghzのビデオタランスミッタ―を用意して、無線局を開局する必要があります。この機体での飛行目的は圃場の撮影程度で遠距離に向けて高速飛行するという訳ではないので、FPV機能は使用していません。ただ、画像伝送自体は必須でなくとも飛行高度や電源管理は行いたいのでDJI製の2.4Ghz DATA LINKを搭載しています。この機体のフライトコントローラは同DJIのNAZA M V2が使用されているので、接続は簡単でした。このDATA LINKはPhantom4等に搭載されているウェイポイントを指定した自動飛行を行わせるための機器で、撮影した画像間でラップを取って3Dモデルを作ろうとする場合に便利です。
RCレシーバーはFutaba T10Jを使用しています。上記の自動飛行をフルで利用するならあまり出番はありませんが、カメラジンバルの操作や緊急時等の対処のため、必須の機器です。これまでは、目視の手動飛行を行っていましたが、飛行速度の管理に気を使うので自動飛行機能を使うつもりです。
なお、この製品自体は国内に代理店があるのでそこから通販で購入できます。価格感は直近だとDJI Phantom4 Proと同程度と考えておけば良いかと思います。なお、2.4Ghz DATA LINKとプロポは含めていないので、Goproカメラを積みたい等でなければ、Phantom4等の方が機能的にも価格的にも優れているかと思います。
この他にPhantom3 Professinal及びPhantom4を含めて国土交通省への許可申請を行います。また、去年までに撮影した結果等もまとめていこうと思います。
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